第114章

護衛隊は二、三百人――いや、数えればちょうど三百。

公爵夫人が公爵領へ戻るときでさえ、ここまでの人数はつかない。いつもの護送は多くて百人ほどで、その中には従者も混じっているのが常だった。

それが今回は違う。護衛隊長のドゥルーいわく、全員で三百名。百人隊が三つ、きっちりした編制だという。

しかも、目に入る騎獣がまた物騒だった。獅鷲、御風獣、有翼馬――飛行魔獣がずらりと揃い、等級は4級から5級が中心。騎獣そのものの戦力まで含めれば、この隊列の総合力は千人規模に匹敵してもおかしくない。

この規格で道中に盗賊でも出ようものなら、略奪どころか、目が合っただけで肝を冷やして逃げ出すだろう。

唯...

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